看板制作にかかる費用相場は?
大切な看板をつくる際、なるべく制作費用は安く抑えてつくりたいもの。そのためには、看板工事費の費用相場や内訳を知り、どのようなポイントで費用が左右されるのかを理解しておくことが大切です。ここでは、看板製作にかかる費用相場について詳しく紹介しています。参考にして、適切な価格で看板を製作しましょう。
看板の価格の内訳
看板工事価格の内訳は、主に次の3つにわけられます。看板のデザイン料、看板の製作費、取りつけ工事費です。これら3つの費用を合わせたものが看板工事価格となります。詳しく解説しましょう。
看板のデザイン料
看板のデザイン料は、依頼する会社によって異なります。デザインは、看板屋に依頼したりデザイン会社やフリーのデザイナー・イラストレーターに依頼したりする方法がありますが、大規模な会社や有名なデザイナーに依頼する場合は、デザイン料は割高になる傾向があります。
相場としては、文字やロゴ、テンプレートから選ぶものだと数千円~、写真や柄だと1万円~数万円です。企業を表すオリジナルロゴやマークだと、さらに費用は高額になります。しかし、自作したデザインを持ちこむ場合はデザイン料がかかりません。
看板の製作費
デザインを参考にして、看板を製作する際にかかる費用のこと。看板の製作費は、看板のサイズや種類、材質やインクなど、使う材料によって左右されます。たとえば、アルミを使用する看板の製作費は比較的安くなりますが、木材を使用する場合は加工の手間がかかるので高額になる可能性が大きいです。
また、LEDなど照明を施す看板も通常より高額になります。看板は大きければ大きいほど制作費がかかるため、同じ材料やインクを使用していても、もちろん大きい看板のほうが製作費は高くなります。
取りつけ工事費
看板の取り付け工事費は、一般的に、工事に関わっている人数によって費用が変わるのです。職人1人で取りつけられる場合は安くなりますが、工事の規模が大きくなれば費用は当然高額になります。
工事費が左右される要素は、人数だけではありません。看板を設置する場所と看板を依頼している店舗の立地も重要なポイント。高い場所に看板を設置する場合は、足場をつくったり作業車が必要になったりするため、工事費は高くなります。
また、店舗が交通量の多い場所にある場合も警備員を派遣する必要性があるので、費用は高くなるでしょう。
看板の価格相場は?
看板の価格相場は、どのような看板かによって変わってきます。分かりやすく説明しましょう。
袖看板
別名“突き出し看板”。飲食店などでよく使われている、建物の壁面から突き出している看板です。相場は、~20万円ほど。
スタンド看板
飲食店やエステサロンなどにおいて、幅広く使用されています。~10万円が相場です。
壁面看板
店舗の入口上部に設置するメインとなる看板。~35万円が費用相場です。
ウィンドウシート
窓に文字シートを貼る、インクジェットプリンターでイラストなどを印刷したものを貼るという方法。~5万円が費用相場です。
自立看板
駐車場や店舗への案内など、さまざまなシーンで使われている看板。サイズにもよりますが、~15万円が相場です。
立体文字看板
それぞれの文字が立体的になっている看板。1文字につき、費用相場は~1万円ほど。
電飾看板
LED看板や点滅電飾看板など、多くの種類があります。~15万円ほどが費用相場です。
価格に差が出る理由
看板工事価格に差が出る理由として、看板の大きさや種類、設置する手間や位置などが挙げられます。
原材料・素材
看板をつくるには原材料が必要であり、サイズが大きいとその分材料費が多くかかるため、看板のサイズに比例して費用は高くなります。木製、ステンレス、アルミといった原材料によっても価格は変わるのです。金属製の看板のほうが強度も強く、高級感があるため、価格は高くなる傾向です。
設置する際の手間・地域
大きな看板になるほど、設置するにも手間がかかるため工賃が高くなります。また、設置する地域によっても変わってきます。とくに、多くの人が行き来する場所に設置された看板は集客効果がおおいに期待できるため、工事費も高くなるのです。
見積もり・相談をしてみよう!
看板工事費について詳しく理解したうえで、さっそく見積もり・相談をしてみましょう。看板工事費を安く抑えたい場合は、ある程度のデザインイメージを決めておくのがおすすめ。また、多くの制作会社があるので、適正価格を見定めるためにも相見積もりをとっておくのがよいでしょう。
看板工事費はけして安いものではありません。制作した看板を長く使い続けるためにも、アフターサポートをきちんと実施している会社を選ぶことも大切です。制作会社の特徴をしっかりとチェックしたうえで、見積もり・相談をしましょう。
看板工事価格の内訳は、デザイン料・製作費・取りつけ工事費の3つにわけられます。看板の価格相場はどのような看板かによって変わってきますが、工事価格は看板のサイズや種類、設置する手間や場所によって左右されます。
デザイン段階であらかじめデザインイメージを決めておく、なるべく安い原材料で看板を製作するなど、それぞれの段階で工夫をすると工事費をなるべく安く抑えることが可能です。
また、多くの看板制作会社があるので、適正価格を見定めるためにも相見積もりをとっておくのがおすすめ。制作会社の特徴をもれなく確認したうえで、見積もり・相談をしましょう。