看板設置にまつわる保険について
お店の宣伝などのために設置する大切な看板ですが、破損や落下、火災などのリスクがあることをご存じですか?看板製作の際には保険が必要といわれています。
しかし、看板用の保険がどんなものなのか知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方のために、この記事では看板を設置する際の保険についてご紹介します。
看板に保険はかけるべき?
看板を設置する際は、万が一に備えて保険に加入することが大切です。看板は、店舗や企業が存在を知らせたり、お客様をお店まで誘導したりする役割があります。お店のシンボルにもなり、店舗や企業にとって大切な存在です。
一方で、看板の設置にはさまざまなリスクが潜んでいます。看板は外に設置されることがほとんどですので、長年放置していると雨風などの影響で金属の部分がさびて劣化しがちです。
たとえば、看板を止めているボルトが劣化により破損した場合はどうなるでしょう。看板が落下し、下に人がいたらケガをさせてしまう危険があります。建物や車に落ちれば破損させてしまうこともあるでしょう。
万が一事故が起きた場合は、看板を設置している店舗や、ビルのオーナー・管理会社が責任を求められる可能性が出てきます。
まずは、事故が起こることがないように日頃のメンテナンスをしっかり行うことが大切です。しかし、万が一のことを考え保険に入っておくことも大切になります。
看板保険の種類
看板の保険には、どのようなものがあるのでしょう。看板専用の保険は存在しません。賠償責任保険などを活用して備えることになります。
看板にまつわる保険について、代表的な3種類の保険を見ていきましょう。
看板を設置する「店舗」が加入する保険
店舗が独自に看板をつける場合「賠償責任保険」に加入しましょう。
「賠償責任保険」とは、お店や企業が日々の企業活動上で偶然起こった事故に対して賠償責任を補償してくれる保険になります。店舗が加害者となりお客様に被害を与えてしまった場合に幅広く使える保険です。
看板設置に関わらず検討してみることもおすすめです。
「ビルの管理者や管理会社」が加入する保険
ビルのオーナーや管理会社は「施設所有管理者賠償責任保険」へ加入しましょう。似たような保険に、偶然起こった損害を補ってくれる火災保険や地震保険があります。
「施設所有者賠償責任保険」の特徴は、ビルの欠陥など、何かしらの不備があった場合に起こる損害を補償してくれる点です。「施設所有管理者賠償責任保険」も、看板に関する事故だけではなく補償してくれます。
各保険会社によって保証の範囲が異なりますので、比較して検討してみてください。
看板の「施工業者」が加入する保険
施工業者が加入するなら「請負業者賠償責任保険」と「生産物賠償責任保険」になります。
「請負業者賠償責任保険」は工事中の事故で相手にけがをさせた際などに補償される保険です。「生産物賠償責任保険」は、看板の工事が完了したあとに、欠陥などによる落下で起こった損害を補償してくれます。
看板を業者に依頼する際には、保険へ加入済みか確認しておくと万が一の場合に安心できますね。
看板を設置する際に必要になる申請もチェック
看板を設置する場合は、原則として自治体への申請が必要です。各自治体によりサイズや色、素材などの条件があるため、申請が必要かどうか地域の問い合わせ窓口に確認してください。ここでは主に必要な3つをご紹介します。
屋外広告物許可申請
名前のとおり、看板をつけるための許可をもらう申請になります。許可の条件には、地域差があります。たとえば、京都などの歴史的な街並みが残っている地域は、設置ができない場所や使用できない色など基準が厳しいようです。
道路占用申請
看板を設置する場所が、道路にかかってしまうときに申請します。看板が基準の大きさより大きくなった場合に「占用料」の支払いが必要です。
工作物確認申請
看板の大きさが4メートルより大きいときに申請します。看板の強度や使っている素材の不燃性などの安全面がチェックの対象です。
看板の制作・設置は日本工事広告に依頼するのがおすすめ
大分で看板のことを相談するなら、「株式会社日本工事広告」がおすすめです。日本工事広告は、看板の企画から施工まですべてを行う、看板製作の専門業者になります。創業から40年以上に渡り、優秀なスタッフと高い技術力を武器に、他社には真似できない高品質の看板を製作してきました。
日本工事広告の技術力の高さは、年間1,000件を超える施工実績が物語っています。妥協せずに前向きに解決策を追い求める姿勢を大切に、常に高いクオリティの看板を生み出し続けているのです。
日本工事広告には「屋外広告士」という国家資格を持ったスタッフが在籍しています。「屋外広告士」という資格は、看板などの屋外広告物の製作や工事についての技術と知識を有することを証明するものです。屋外広告賠償制度に加入済みであることがホームページ上に記載されています。
もしもの時の補償も確保されているのも安心できる点です。看板を設置するときの各種申請は、基準や手続きが複雑で素人にはハードルが高くなっています。日本工事広告は、屋外広告士が設置前の安全点検から広告物の申請手続きまで幅広く対応が可能です。
広告物申請を代行するプランも準備されているので、初めて看板の設置をする方でも安心して依頼できます。
まとめ
看板などの屋外制作物は、事前の安全点検から設置、各種申請や保険などやるべきことが多岐に渡ります。特に看板にまつわる保険や広告物に関する申請は、ルールや仕組みが複雑で素人にはハードルが高く感じるでしょう。
保険や各種申請を正しく行わなければ、せっかくの看板で損害を出してしまったり、効果的に利用できなかったりと残念な結果になってしまうことも考えられます。看板の設置を検討するときには、事前に看板製作業者に相談し正しく効果的な準備ができるといいですね。