看板を設置するにはルールがある?設置前に知りたい法律とは

公開日:2023/04/15

お店の宣伝や集客に効果的な看板。しかし看板の設置については、実は法律が定められているのです。法律というと難しくよくわからないイメージを持たれる方もいると思いますが、後になってのトラブルに巻き込まれないためによく学んでおく必要があります。本記事で看板の設置にまつわる法律を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

看板設置に必要な法律の知識とは

まずは看板の設置にまつわる法律に、どんなものがあるのか見てみましょう。ここでは代表的なものを3つご紹介します。

道路交通法

道路交通法という言葉は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。この法律は道路に看板を設置する際に適用され、少しでも看板を道路にはみ出して設置する際は、看板設置の申請をしなければならないのです。

もし申請をしないまま看板を道路にはみ出して設置してしまうと、罰せられてしまうので注意しましょう。ちなみに、継続して道路に看板を置く際に適用される道路法という法律もあります。

建築基準法

建築基準法は看板の安全性を担保するための法律で「4m以上の看板」を制作・設置する場合に適用される法律です。この法律を遵守するには、建築士による看板のチェックと設置した後の申請が必要になります。

大きな看板は横転した際などの二次被害が大きいので、このような法律でしっかりと安全性を保ったものだけを設置するようにできているのです。

屋外広告物法

屋外広告物法は主に街の景観を守るために定められた法律で、その看板を設置する面積(総量)が重視されます。看板の総量で規制がかけられますが、その総量規則は地域ごとに異なっており、場所によって設置できる面積が変わってくるので注意しましょう。

そのほか:各自治体の条例

法律ではありませんが、各自治体が看板の設置について独自の条例を定めている場合もあります。条例に反する看板は設置できないので、事前によく看板を設置する自治体の条例を確認しておきましょう。

とくに景観や観光資源を大事にしている自治体では厳しい条例が設けられていることもあるので、自治体の発行するまちづくり計画を読み込むなどしておくとよいでしょう。自治体の窓口へ相談をするのも、後のトラブルを防ぐ意味でも効果的です。

屋外広告物許可申請が必要なケース

屋外広告物法では、決められた総量を超える看板は規制がかかるとご紹介しました。しかし「屋外広告物許可申請」という申請をすることで、総量を超えた看板も設置できるようになるのです。

設置する看板に屋外広告物許可申請が必要かどうかは、まず屋外広告物とはどういったものなのか、というところから把握しておく必要があります。

屋外広告物とは

屋外広告物とは、屋外広告物法によると「常時又は一定の期間継続して」「屋外で」「講習に表示されるものであって」「看板、立て看板、はり紙及びはり札並びに広告塔、広告版、建物そのほかの工作物等に掲出され、又は表示されたもの並びにこれらに類するもの」であるとされています。

これら4つの条件を満たしているのであれば、営利目的の商業広告だけでなく非営利な絵やシンボルマークなども屋外広告物であるということになります。設置したい看板がこれら4つの条件を満たしており、かつその地域の総量規則を超えてしまうのであれば、屋外広告許可申請をしておきましょう。

屋外許可申請については、インターネットでも各地域が申請のしかたをまとめていることが多いので、それに沿って進めましょう。

屋外広告物に該当しないものの例を見てみよう

一見屋外広告物のように思えるものでも、それに該当しないものもあるのでご紹介します。

東京都の「屋外広告物のしおり」によれば「工場、野球場、遊園地内等で、その構内に入る特定の者のみを対象とするもの」「街頭演説等ののぼり旗等一時的で、かつ、設置者の直接的な管理下にあるもの」「単に光を発するもの」「音響のみの広告」が屋外広告物に該当しないものの例として挙げられています。

行政に許可・申請手続きが必要か確認しよう

看板の設置には、これまでご紹介した法律に加えて行政に許可・申請手続きが必要になるケースが2つあるので、最後にその2つをご紹介します。こちらも忘れてしまうと希望する時期に看板が設置できないなどの問題が起こってしまうので、よく覚えておきましょう。

看板が道路まで伸びている場合

看板が道路まで伸びている場合は、道路占有許可と道路使用許可の2種類の申請が必要になります。道路交通法に合わせて、これらの申請も行うように意識するとよいでしょう。

特大の看板を設置する場合

高さが4mを超える特大の看板を制作・設置する場合は、工作物確認申請をする必要があります。建築基準法の順守と合わせ、工作物確認申請も怠らないように注意しましょう。

まとめ

本記事では看板の設置にまつわる法律についてご紹介しました。申請などは時間や手間のかかる大変な作業ではありますが、今回ご紹介した法律はいずれも街の景観や周囲の安全を守るための大事なルールです。

もちろん設置する自分やお店をトラブルから守るためでもあるので、しっかりと法律を順守して、正しく看板を活用していきましょう。今回の記事が、少しでもこれから看板を制作・設置しようと考えている方の参考になれば幸いです。

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